俳句を得意とするみちしる沼津の行立さんの俳句コーナーです。

令和3年10月

秋雨に気持ちもどこか休みあり

あの頃の運動会のほろ苦さ

彼岸花忘れて探す名前かな

令和3年9月

秋団扇もうそろそろとしめくくる

何遍も背伸びしつつも秋うらら

秋分の元気はどこか乱反射

秋草に平和をのぞむ家の中

見上げつつ唱へる限り夕月夜

令和3年8月

秋扇忘れゆくなら幸せか

見上げつつ雨戸を閉める星月夜

空蝉の現実遠き憂鬱よ

昔から天道虫にごあいさつ

夏草にいきてるものに一歩ずつ

トマトにも救いを求め胃に届く

令和3年7月

手紙にも時代が変わる不思議かな

令和3年6月

七変化画面があっておどろかず

噴水にいつもと違う気分かな

ビールにも仕事目掛けて祈るかな

アジサイもお別れ近き気合かな

令和3年5月

風薫り力をもらふ道中よ

夏隣雑務重ねて一歩ずつ

五月から展開読めぬ課題かな

薫風や我が心にも活力を

流されて願いを込めて夏の風

交差点探すものなら夏木陰